育児の気持ち

家にずっといられるという能力~育児的閉塞感を健全に過ごす~

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最初は子育てで家にいるのがストレスでしたが、「家にいられる」というのは一つの能力だと気付きました。今日はその話題です。

「家にいる」ことのストレス

育児で家にいられるってことは、スッゴイ楽ちんに思えるけど、実はそうでもない。家事が大変とか、休みの無い育児が大変な訳ではなく。いや、大変なのは間違いないんだけど、きっと根本的な問題はそこには無くて。

今までのライフスタイルが激変しすぎてて辛いと感じてしまうんです。一般社会人としてちゃんと働いてきた人ほど、辛いと感じてしまうんじゃないかな。

「働く」から「子育て」へのライフスタイルの変化

①子供を産む前は、仕事に出ていて、社会的に認められた「自分のやるべきこと」があった。でも、家にいると社会的な自分の存在価値に自信が持てなくなる。

②独身時代のお休みの日は、ふらりとお出かけして、好きな時に好きなところに行って、刺激的な経験ができた。でも、赤ちゃんが一緒ではそういうわけにはいかない。

この2つは、自己否定&抑圧されているような気分になってけっこうなストレスになります。私は最初は自覚がなくて、変なモヤモヤ感があってイライラすると思っていて。自分を冷静に見つめられるようになって、原因はこれかなって思うようになりました。

ストレスの原因に気付けたら、耐えてる自分を認める

そのストレスの原因に気が付いたときに、こう思いました。

そんなストレスがありながらも、家にいて子育てできてる私ってすごい!
自分の欲よりも、子育てを優先して頑張ってるんだな。ストレス感じながらも適応していこうしてて、適応能力抜群じゃない。

自画自賛ですけど。大人になってから、「すごいね~」なんて自分を褒めてくれる人はいないし。「可愛そう、大変だね」って傷をなめあってても進歩は無いし。小さな家庭の中で独り立ちしようとしている自分がそこにいたのでした。

これって、実は、一般社会でも通じる感覚なんじゃないかなとも思っています。自立とストレス耐性が社会にも家庭にも必要だと。

「家にいられる」能力とは

つまり、「家にいられる」というのはこんな能力だと言い換える事が出来ると思います。
「閉鎖的な環境でも大丈夫!というストレス耐性を持っている」
「自分の欲よりも、子供を優先できる」

自分を抑える能力なんて…辛そうだし、むなしいんじゃない?

いつか子供は大きくなって巣立つだろうし、自分ばかり追い込んでも悲しいだけ。そうなんです。我慢してやっても、無理がかかって辛くなる能力なんです。だから、辛くないようにしないといけなくて。そのコツとなる第3の能力が、

「家庭の中で、自分のやりたいことが見つけられる」

ということなんだと思います。子供を傍らで見つつ、自分が情熱を注いで出来て満足できること。これを持っている人はさらに最強なんだとおもいます。

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