子育ては、体力をとても使います。
肩こり、頭痛、倦怠感。辛いこともしばしば。
今日は、抱っこで肩にかかる負担についてまとめてみます。
目次
抱っこって、重労働
赤ちゃんがいれば、お母さんはだっこする。
これって、普通のことだと当たり前のように世間一般では見られがち。
でも、ちょっと再確認してみましょう。
出産して、赤ちゃんをお世話する立場になって、抱っこ生活が始まる。
泣いて抱っこ、おっぱい飲ませながら抱っこ、買い物や家事しながら抱っこ、ちょっと移動で抱っこ。
あれ?いつも抱っこしてる~!
そして、「うっかり落としちゃった」なんてあってはならない!
生まれたときは数キログラム。月日がたって8キログラム!
ほんとに、大変です。
抱っこで丸くなる肩
この写真は、抱っこに影響を受けた肩です。
肩が前に出ているのがわかりますでしょうか?
猫背のような感じに背中が丸くなって、胸の前に方による空間が出来ています。
なぜ、肩が前に出て丸くなるのか?
赤ちゃんの体重を支える
抱っこの時は、腕を前に出して赤ちゃんを包み込みます。
上の写真の赤い矢印の方向に赤ちゃんの体重がかかります。
赤ちゃんの重さで、腕、肩、肩甲骨が引っ張られてくるのです。
赤ちゃんを包み込みたい
赤ちゃんとお母さんの密着性を高めるために、
落とさないように確実に抱っこするために、
上の写真の黄色い丸に赤ちゃんに快適な空間を作ってだっこします。
この空間を作る動きは、肩甲骨を赤い矢印方向に広げて固定する形になります。
いつ丸い肩が治るのか?
もうすぐ、末っ子が3歳を迎えます。
車の乗り下ろしや、疲れて歩かないときなど、抱っこの回数も減ってきました。
だからなのか、最近、肩が変化してきたな。と感じるようになりました。
抱っこの丸肩で固まって動けなかったのが、動くようになってきたのです。
肩甲骨をやや上方向の背中の中央に寄せることが出来るようになりました。
肩の画像比較
抱っこの丸い肩と、肩甲骨を正しい位置に戻した肩の画像を比較したいと思います。
横から
肩甲骨が肩先に向かって広がって、腕が体の前に垂れている。背中が丸く見える。 | 肩甲骨を背中の上中央によせる。首が持ち上がり、肩先が横に張り、腕が体の横に垂れる。正しい姿勢。 |
前から
腕が前側に垂れているので、胸の前に空間ができる。そのため、肩回りのシャツのしわ、胸のシャツのたるみが出来る。疲れた印象になるかも。 | 肩甲骨を寄せることで、首が伸びて、肩が斜め後ろ方向に張る。洋服のシワがなくなり、少しやせて元気な印象になるかも。 |
肩甲骨の位置で、見た目の印象が変わりました。
肩甲骨と肩を動かすコツ
感覚的な事なので、うまく表現できるといいのですが。やってみます。
頻繁に抱っこしてる時期は、疲労と荷重に耐えられる体を維持するために、肩も固まっているので動かないと思います。
抱っこの頻度が少なくなって肩の負担が減ると動きやすいと思うので、試してみてください。
久しぶりに動かしたら、ミシミシと音がします。
一回ではベストポジションにならないと思うので、無理のないように、毎日少しづつ動かしてほぐしていきましょう。
丸くなった肩を元に戻す動かし方 ①首、腰にしっかり力を入れてまっすぐ立つ |
抱っこの丸い肩を恥じないでほしい
抱っこで丸くなった肩や背中。
比較すると正直、美しさという点では劣ります。
美しくないのは、嫌だ。恥ずかしい。気持ちはわかります。
でも、育児に正面勝負したら丸肩になるのは仕方がないのです。
赤ちゃんを包み込んで支えるには、腕を少しでも長くと、肩甲骨を前に広げ、肩が脱臼するんじゃないかってくらい腕を伸ばして頑張った証拠です。
自分の体は二の次にして一生懸命に抱っこした証拠です。
テレビでは、出産しても綺麗な方がたくさんおられますが、
現実では、みんながあのようにいられないと思います。
逆に、抱っこしてるのかなって心配になったりもします。
テレビを見ていて、育児に向き合っているなって、見て分かったのは大沢あかねさんだけです。
第1子のご出産後にテレビ復帰されたとき、肩が抱っこの丸肩になっていて「もう腕がパンパンで」とおっしゃっていました。
リアルな人間らしさを感じるのって、共感出来きる、ありのままの魅力だと思います。
そんな彼女を見たら、これからも頑張ってほしいなって応援したくなります。
育児に向き合っている体を恥じないでくださいね。
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